本記事では、JavaScriptとはどのようなプログラミング言語であるか / JavaScriptファイル(.js)の作成からファイルの実行方法, デベロッパーツールの活用までをご紹介させて頂きます。サンプルコードや画像などを用いて解説して頂きますので、初めてでもご安心ください。
✅ JavaScriptファイル作成方法
✅ JSファイルの読み込み方法とHTML内で定義する方法
✅ デベロッパーツールの利用方法
JavaScriptとは??
JavaScriptとは、ウェブブラウザ上で動作する(動的なWebページを作成する事のできる)プログラミング言語であり、HTMLやCSSと同様のクライアントサイドの言語になります。
画面のレイアウト構造をHTMLで作成し、CSSでその見た目(デザイン)を決め、JavaScriptでサイトに動きをつけるといったイメージでOKです。
より深く理解したい方は、次の記事なども参考にしてみることをお勧めします。
クライアントサイド
各種ファイルの作成
ここから今回のメインの内容になりますので、実際にファイルの作成を行なっていきたいと思いますが、まず作成するのは、HTMLです。
ん?ってなった方もいるかもしれませんが、JavaScriptはあくまでサイトに動きをつける役割を果たすため、画面レイアウトを作成するHTMLで、土台を作ってあげる必要がありますので、次の項目を参考にHTMLファイルを作成してあげてください。
ベースとなるHTMLファイルを作成
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>js_sample1</title>
</head>
<body>
</body>
</html>
JavaScriptファイルの作成
HTMLファイルが準備できましたら、HTMLが置いてある場所と同じところに次は、JSファイルを作成していきます。
次のコードをコピペして作成してあげてください。
今回は、動きの確認ができればOKですので、出力用のコード一文のみで大丈夫です。
// console.log(); → ()内に記述した文字列/数値などの値を出力することが可能。
// 今回は、デベロッパーツール(開発者ツール)上にHello JavaScript!!という文字列を表示させます。
console.log("Hello JavaScript!!");
HTMLファイルでJSファイルを読み込む
JSファイルが作成出来たら、続いては、HTMLファイル上でJSファイルを読みこみます。そうすることで、HTML経由で、JSのプログラムを動作させることが可能になります。
以下のように修正してあげてください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>js_sample1</title>
</head>
<body>
<!-- js_sample1.js (JSファイル)を読み込む : 追加 -->
<script src="js_sample1.js"></script>
<!-- -->
</body>
</html>
現在のファイルの配置的には、以下のようになっていればOKです。
私の方では、js_sample1フォルダを作成し、その中に2ファイルとも保存しております。
適度にフォルダを作成し、ファイルはわかりやすく管理していきましょう。
JavaScriptの実行方法
ここまで準備できたところで、実際に作成したプログラムを動かしてみましょう。
実行方法は、HTMLファイルをブラウザで開いて頂ければ完了になります。
HTMLファイルをダブルクリックして頂ければブラウザが開きますので、その作業のみで大丈夫です。
すると、次のような真っ白な画面が開けると思いますが、ご心配なさらず。
真っ白な画面上で、右クリックをしてもらうとメニューが出てくると思いますので、その中から検証というものを選択して頂くと、検証ツール(デベロッパーツール<開発者ツール>)が画面の右側に表示されます。
デベロッパーツールが開けたら、上の方に「Elements」, 「Console」, 「Sources」というタブがあるのが確認できると思いますので、その3つのタブの中で、Consoleを選択してみてください。
すると、以下のようにJSファイルに記述したコードがブラウザ上にて実行されているのがわかると思います。
HTML内にJavaScriptを記述する方法
デベロッパーツールを活用し、ブラウザ上で実行する方法以外にも実は、JavaScriptファイルの実行方法はあります。
以下のように、scriptタグを用いて、HTMLファイル内に直接記述する方法になります。
次のコードと同じように修正を行い、再度、実行してみてください。
結果としては同じ内容が出力されることが確認できると思います。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>js_sample1</title>
</head>
<body>
<!-- js_sample1.js (JSファイル)を読み込む : このコードは削除 -->
<script src="js_sample1.js"></script>
<!-- -->
<!-- 直接埋め込む : このコードを追加 -->
<script>
console.log("Hello JavaScript!!");
</script>
<!-- -->
</body>
</html>
今回の内容は、ここまでです。
お疲れ様でした。
実際に、ブラウザ上に結果が表示されましたか??
もし、されていない場合は、スペルミスや全角文字/全角スペースがないかなどをチェックしましょう。
次の「JavaScript 基礎学習講座II」では、基礎構文の一つである「変数/定数と四則演算」についてご紹介していきたいと思います。
まとめ
⇨ウェブブラウザ上で動作する(動的なWebページを作成する事のできる)プログラミング言語であり、HTMLやCSSと同様のクライアントサイドの言語
⇨拡張子(.js)のファイルを作成する
⇨で読み込み、同じく定義する際もscript要素内に記述
⇨ブラウザごとに表示方法などは異なるが、GoogleChromeの場合は、画面上で右クリックし、メニューより検証を選択することで表示が可能
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